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ケース1を生活の場面でみたときの用具の関係
【ケース1で想定した生活場面で福祉用具が活用される理由】
 電動ベッド
スイッチ操作一つでベッドの高さ上下、背上げや膝上げなどが行えます。介護者の作業しやすいベッドの高さに調整すると、介護負担が軽減されます。身体状況によっては、車いすとベッドを同じ高さにすると水平に移乗することもできます。背上げ機能は、ベッド上の食事や書き物するには便利です。ベッドの手すりなどをうまく活用すると自立の促進につながります。
 和室用立ちあがりいす
手元スイッチの操作で電動で座面が昇降する椅子です。床に座ることや床からの立ちあがりが困難な人が使用しますが、一般の方でも便利に使用することができます。
 スプーン
指や手首の機能が低下してスプーンが握りにくくなった時に使用するスプーンです。スプーンの首の部分が上下・左右に自由に曲げることができる可動式のものと曲がったままの固定式のものがあります。柄の部分には、スポンジなどをかぶせ、持ち手を太くしたりすると握りやすくなります。
 すくいやすい皿
皿のふちが内側にカーブしているため、皿の中の食べものがスプーンなどで楽にすくえます。皿の底にはすべり止め加工がついています。デザイン性の優れたものや素材を選ぶと食事が楽しくなります。
 手すり
安全に楽に移動するために廊下、玄関、階段、トイレ、浴室等にとりつけます。横手すり、縦手すり、L型手すり、斜め手すり、格子状手すり等々身体状況や用途によって使い分けます。取り付け位置は個人差があり、使用する人の意見をとりいれ設置します。手すりの太さ、色、素材等、種類は豊富です。
 つえ
身体機能が低下した人が安全に歩行するために必要な用具です。杖は、大きく「握り」、「柄」、「ゴム先」の3つからなります。「握り」は持ちやすく滑りにくいものを選びます。「柄」は使用する人の身長にあわせて調整します。プッシュボタンで柄の長さを調節できるものもあります。「ゴム先」は摩耗すると滑りやすくなるので、時々点検して取り替えます。
 電磁調理器
安全に調理するするために、操作や調理状態などを音声で知らせる電磁調理器です。点字付操作ボタンが大きく操作も簡単で視覚障害の人や高齢者に便利です。
 シルバーカー(歩行補助車)
高齢者の外出用として普及しています。荷物をかごの中に入れて押し歩くことができます。疲れたら、腰かけて休むこともできます。グリップの高さを身長にあわせて調節すると安全に楽に使用できます。キャスターのスピードが速すぎると体から離れてしまうので危険です。ブレーキの操作が可能かどうかなど、安全に使用するためのチェックが必要です。
 シャワーいす
シャワーを浴びたり体を洗う時の椅子で、風呂場での安全対策として必要な用具といえます。座面の高さ調節の可能なもの、背もたれのあるものなど種類は豊富です。軽量タイプのものは狭い洗い場では外に出すには便利ですが、軽すぎると安定性に欠けることもあります。身体状況や風呂場にあわせて選ぶといいでしょう。
 入浴用すべり止めマット
高齢者の浴室での転倒事故を防止するため、裏面に吸盤のついたゴム製のマットで、入浴時に足下が滑るのを防ぎます。洗い場や浴槽の底面に敷きます。長時間使用すると、水垢や石けんかすなどが付着し、滑りやすくなるので、その際には風通しのよい日陰で干します。
 バスボート
浴槽を橋渡しするボードで、腰掛けた姿勢で浴槽への出入りができます。ネジなどで固定するものと、浴槽の縁に置くだけのものがあります。
 家具調ポータブルトイレ
家具調のポータブルトイレは安定感があり、部屋におくと優しい感じがします。座面や肘かけの高さが調節可能なものを選ぶと便利です。肘掛けが取り外せるものは、ベッドと高さを同じにすると楽に横移動ができます。足を引く空間(けこみ)があると立ち上がりがしやすくなります。
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